本文へスキップ
メルボルン留学ガイドビクトリア州の高校留学

ホームステイと安全対策

未成年を海外に送るとき、いちばん知りたいのは「何かあったとき誰が動くのか」だと思います。ビクトリア州の公立校の場合、その仕組みは公表されています。制度の中身と、制度では埋まらない部分の両方を書きます。

最終更新:2026年9月14日

滞在先の4つの選択肢

このセクションで分かること:どこに住むことになるか、その選択肢。

滞在先には4つの選択肢があります。正規留学とターム留学で共通です。

  1. Option 1保護者または法定後見人と同居する15歳未満でも選べます
  2. Option 2オーストラリア内務省が承認した親族と同居する15歳未満でも選べます
  3. Option 3保護者が指名したホームステイ先に滞在する15歳以上のみ
  4. Option 4学校が手配したホームステイ先に滞在する15歳以上のみ

出典:ビクトリア州教育省「Standard application - secondary school」(2026年9月11日確認)ビクトリア州教育省「Accommodation and Homestay」(2026年9月11日確認)

日本から子どもだけで渡航する場合、実際に選ぶのは Option 3 か Option 4になります。本ページは主にこの2つ、つまりホームステイについて書いています。

メルボルン郊外サンシャインの住宅街に建つ、前庭のある一戸建て
メルボルン郊外の住宅の一例:サンシャインの住宅街。住宅の形は地域によって異なります。(撮影:Philip MallisCC BY-SA 2.0

15歳未満はホームステイを選べません

このセクションで分かること:年齢による制限と、見落としやすい落とし穴。

ここで見落としやすいのが、「学年」ではなく「学期開始時点の年齢」で判定されるという点です。日本で中学3年生でも、渡航時にまだ14歳であれば、ホームステイは選べません。

生年月日と渡航時期を入れると、学年と年齢の両方を確認できるツールを用意しています。入力した生年月日はブラウザの中だけで計算し、送信していません。

何年生になるか調べる

このセクションで分かること:お子さんの生年月日と渡航したい時期から、就学する学年の目安が分かります。

この結果は、ビクトリア州の就学開始規則(入学する年の4月30日までに5歳)から本サイトが逆算した目安です。州が公表している対応表ではありません。最終的にどの学年に配置されるかは、受入校とビクトリア州教育省が学力と英語力をもとに判断します。1つ下の学年から始める選択肢もあります。

さらに、学校側にも区分があります。留学生にホームステイと福祉支援を提供できるのはLevel 2 の認定を受けた中等学校だけです。子どもだけで渡航する場合、選べる学校は Level 2 の学校に限られます。詳しくは学校一覧をご覧ください。

ホームステイ先はどう選ばれるか

このセクションで分かること:滞在先が満たすべき条件と、確認の仕組み。

ホームステイ先は学校が地域コミュニティから選定します。公表されている手続きは次のとおりです。

  1. 1

    審査・面接・訪問確認

    学校が応募世帯を審査し、面接と訪問を行って、施設が最低基準を満たすかを確認します。

  2. 2

    世帯全員の Working With Children Check

    世帯内の18歳以上全員が Working With Children Check(WWCC。子どもに関わる仕事・活動のための公的な確認制度)を保有していることを確認します。

  3. 3

    基準を満たさない世帯は受け入れられない

    基準を満たさない応募世帯は、ホームステイ先になれません。

  4. 4

    6か月ごとの訪問

    配置後も、学校の担当者が6か月ごとに家庭を訪問し、居住環境、学習環境、友人の来訪、家族生活の各面で基準を満たしているかを確認します。

出典:ビクトリア州教育省「Accommodation and Homestay」(2026年9月11日確認)

渡航前に、滞在先のプロフィールを受け取れます。

誰が責任を負うのか

このセクションで分かること:責任の所在が、どの層に分かれているか。

「何かあったとき誰が動くのか」は、4つの層に分かれています。

  1. 第1層 連邦法

    ESOS Act 2000

    留学生を受け入れる教育機関に、教育の提供・施設・サービスについて全国共通の基準を課す連邦法です。あわせて授業料の保護を定めています。

  2. 第2層 授業料の保護

    Tuition Protection Service(TPS)

    教育機関が課程を最後まで提供できなくなった場合の制度です。他の機関・課程での就学継続を支援するか、支払ったのに提供されなかった分を返金します。

  3. 第3層 州教育省

    CAAW と福祉の責任

    ホームステイを選んだ場合、ビクトリア州教育省が滞在中の福祉について全面的な責任を負うと公表されています。この責任関係を示す書類が CAAW(Confirmation of Appropriate Accommodation and Welfare)で、18歳未満の学生ビザ申請にも必要です。

  4. 第4層 学校

    International Student Coordinator(ISC)

    各校に置かれる留学生の担当者です。24時間・週7日の対応体制がとられていると公表されています。学習状況を書面で保護者に報告し、保護者との電話またはビデオ面談を年1回以上行います。空港での出迎えと滞在先への送迎も担当します。

出典:ビクトリア州教育省「Accommodation and Homestay」(2026年9月11日確認)ビクトリア州教育省「Standard application - secondary school」(2026年9月11日確認)

費用

このセクションで分かること:週あたりの額と、幅が出る理由。

滞在にかかる費用(2026年度)
項目金額性質
ホームステイ費A$370〜A$500/週滞在中ずっと
休暇中の延長A$290〜A$440/週州教育省が示す目安の額
滞在先手配料A$352GST込。1回のみ

2026年度の公表値。AUD建て。出典:ビクトリア州教育省「School Fees 2026」(2026年9月11日確認)

週A$370とA$500では、1年間でA$5,980前後の差になります。滞在費は総額のなかで授業料に次いで大きい項目です。費用のページで、この幅を含めた総額をお示ししています。

到着までの流れ

このセクションで分かること:渡航前後に、いつ何が起きるか。

  1. 1. 滞在先のプロフィールを受け取る渡航前に、滞在する家庭の情報が届きます。
  2. 2. 到着情報を提出するCAAW に記載された福祉開始日(welfare commencement date)の2週間前までに、到着便などの情報を提出します。
  3. 3. 空港で出迎え、滞在先まで送迎学校の International Student Coordinator が担当します。
  4. 4. オリエンテーション学習計画、教科書や制服の購入、医療とカウンセリング、家計管理とビザ要件、地域の移動、異文化適応、科目選択、帰国時の再適応まで扱われます。

出典:ビクトリア州教育省「Application Process」(2026年9月11日確認)ビクトリア州教育省「Accommodation and Homestay」(2026年9月11日確認)

メルボルン空港 第2ターミナル(国際線)の建物の外観
メルボルン空港の第2ターミナル。国際線が発着します。(撮影:DaHuzyBruCC BY-SA 4.0

起こりうること

このセクションで分かること:制度では埋まらない部分について。

ここまでは公表されている制度の話です。制度が整っていることと、お子さんが毎日を気持ちよく過ごせることは、別の問題です。「安心です」とは書きません。代わりに、実際に起こりうることを挙げます。

  • ホームシックになるとくに最初の数週間です。英語が思うように出ないことと重なると、気持ちが落ちます。
  • 食事や生活習慣が合わない家庭ごとに違います。合わないこと自体は珍しくありません。
  • 言いたいことを英語で伝えられない困っていることほど、伝えるのが難しくなります。
  • 通学に時間がかかる滞在先は学校が地域から選ぶため、出願の段階では通学時間が決まりません。

こうしたとき、順番としては次のようになります。

  1. 滞在先の家族に伝える。言いにくいことほど、早いほうが小さく済みます。
  2. 学校の International Student Coordinator に相談する。滞在の状況を確認する立場の担当者です。24時間・週7日の対応体制がとられています。
  3. 当社に連絡する。渡航後の緊急時は24時間365日対応します。日本語で状況を整理し、学校とのやり取りをお手伝いします。

ホームシックは多くの場合、時間とともに落ち着きます。ただ「よくあることだから」と放置する話でもありません。様子が変だと感じたら、早い段階でご連絡ください。

よくある質問

よくある質問

ホームステイ先は選べますか。

学校が手配する場合、滞在先を家庭側で指定することはできません。学校が地域から選定し、審査を通った世帯に配置されます。渡航前に滞在先のプロフィールを受け取れます。保護者が独自に滞在先を指名する選択肢(Option 3)もありますが、その場合も州の基準を満たす必要があります。

日本人のいない家庭を希望できますか。

州教育省の公表資料に、そうした希望を出せる仕組みの記載は見当たりませんでした。確認できていないため、本サイトでは「できる」とも「できない」とも書きません。

食事は出ますか。

州教育省が公表している週あたりの金額に何が含まれるかは、滞在先との取り決めによります。含まれる範囲は契約の前に必ずご確認ください。

合わなかったら変われますか。

州教育省の公表資料には、滞在先の変更手続きについての記載を本サイトでは確認できていません。学校のInternational Student Coordinatorが滞在の状況を確認する体制があるため、まずはその担当者に相談する形になります。

長期休暇の間もホームステイ先にいられますか。

州教育省は、休暇中にホームステイを延長する場合の週額を、学期中とは別に週A$290〜A$440として公表しています(目安の額です)。

緊急のときは誰に連絡すればよいですか。

学校のInternational Student Coordinator(ISC)が24時間・週7日の対応体制をとっていると公表されています。あわせて、Time Studyも渡航後の緊急時は24時間365日対応します。通常のご相談の受付時間とは別の体制です。

出典と作成時点

このページの内容は、下記の公表資料に基づいています。最終確認日は2026年9月14日です。費用と制度は改定されることがありますので、出願の前に公式ページで最新の内容をご確認ください。

まずは相談・30分〜1時間VIC時間 10:00〜18:00(日本時間 8:00〜17:00)

LINEで相談